日銀のマイナス金利政策によって、2月9日に長期金利が初めてマイナスとなりました。
これを受けて都銀や地銀などが普通預金の金利が0.001%に下がるなど、家計に悪影響を及ぼしています。
でも、悪いことばかりでもありません。
預ける金利は下がりましたが、借りる金利も下がる傾向にあります。
◆お金を借りるなら今!
銀行からお金を借りることに今まで以上にメリットが大きくなっています。
最近はテレビや雑誌でも話題になっているのは住宅ローンの金利引下げです。
住宅ローンは借り入れる金額も大きいので、1%金利が下がれば数十万円~数百万円の返済額を減らすことが可能になります。
さらに住宅ローンは新規借入れよりも、既に借りている人の借り換えメリットが大きいと言われています。
借り換えの諸費用を差し引いても、大きな金額のローン残債を減らすことができる人が多いからです。
◆一方でマイカーローンはどうでしょうか?
マイカーローンも今のところ一部ディーラーローンでは金利引下げキャンペーンが実施されていますが、これは繁忙期などの販促の一環の意味合いが強いです。
また、マイカーローンは住宅ローンと比較すると借入金額も少なく返済期間も短いので、借り換えメリットも少ないのが現状です。
そもそも最近のマイカーローンは低金利時代に突入していて、かなりお得な金利条件が続いている状態です。
マイナス金利政策による金利引下げも今後は少し期待できるからもしれませんが、それよりも来年の消費税率引き上げの方が影響は大きいです。
消費税が2%上がれば、多少の金利引下げなんて吹っ飛ぶくらいのインパクトがあります。
自動車の購入を考えているならばマイナス金利のメリットを待つよりも、消費税アップ後のデメリットを避ける方が賢明です。
今の時代は低金利マイカーローンが利用できますので、新規購入や買い替えを検討している方は今こそ買い時だと言えます。